中央大学の近況~2023年4月上旬
私は、前号の会報において「中央大学の近況~2022年12月」という小報告を申し上げたところですが、そこでは2023年度へ向けた動きをご紹介していたことから、今号では追加として2022年度末から23年度はじめの状況について、ごく簡単にご報告することとにしたく存じます。
L佐藤 信行(中央大学副学長)
(1)卒業式
2023年3月24日と25日の両日、2022年度卒業式が挙行されました。24日には文京シビックセンター大ホールにおいて、理工学部・研究科と国際情報学部、25日には多摩キャンパス第1体育館アリーナにおいて、その他の学部と大学院博士前期課程(修士課程)の式典が行われました。今回特筆すべきは、国際情報学部と国際経営学部がはじめての卒業生を送り出したことです。これによって、名実ともに8学部体制が完成したことになります。25日の式典と当日の学生の様子は、次からご覧いただけます。
(2)都心キャンパス合同開校式
2023年3月30日、都心における3 つの新キャンパスについて、合同開校式が開催されました。当日は、茗荷谷キャンパスを会場として式典が実施されたほか、同キャンパス及び駿河台キャンパスの内覧会も実施されました。
式典では、大村理事長、河合学長、久野学員会長の挨拶等のほか、小林元治日弁連会長と茗荷谷キャンパスと小石川キャンパスが立地する文京区からは成澤廣修区長が登壇されました。成澤区長は、とりわけ茗荷谷キャンパスには、保育施設等多くの地域コミュニティ関連施設が設置されており、ここには、これまでにない大学と地域の連携の形があるということを強調されました。また、茗荷谷キャンパスには、多摩キャンパスと同じく「テミス像」(堤直美〈日展会員〉作)が弁護士の千賀修一先生から寄贈され、その除幕式も行われました。
1階の造形が駿河台校舎を彷彿とさせる茗荷谷キャンパス
(3)都心キャンパス供用開始
4月1日、都心における3新キャンパスの供用が正式に開始されました。それぞれのキャンパスについては、是非、直接ご覧いただきたいと思いますが、数点「みどころ」をご紹介しておきます。
茗荷谷キャンパスは、高い学生回遊性のあるキャンパスであることが特徴です。正面から入ると、地下2階から8階までの吹き抜けがあり、中央部には学生をはじめとする施設利用者が利用できるオープンスペースがあり、教室(壁もガラス張り!)・事務室・研究室といった施設は、これを取り巻くように配置されています。地下1階には食堂(多摩キャンパスで馴染みの「スエヒロ」が運営)がありますが、ミドル・テンプルのダイニングをイメージさせるような木調の味わいある空間となっています。
小石川キャンパスは、決して大きくはありませんが、都心部におけるスポーツ活動と学生活動を支える場として、体育館機能と学生部室機能を有しています。部室利用については、抽選ではなくプレゼンテーションを伴うコンペティションが行われ、法学会・海空法研究会・英米法研究会(共同利用)、文学会、政治学会、辞達学会、放送研究会、応援部(応援団3 部共同利用)、中大スポーツ新聞部、星友会、音楽研究会マンドリン倶楽部・古典ギタークラブ・クラシックピアノ同好会(共同利用)、洋弓部・航空部(共同利用)が利用資格を得ています。
駿河台キャンパスは、2専門職大学院の研究教育の場であると同時に、18階には学員会関係関係施設(学員会本部・南甲倶楽部各事務室等)があります。19階には一般利用ができるレストランが設置されますが、契約上の問題から、開業日はまだ決定していないとのことです。また、1階と吹き抜け2 階には、ソファーが数多く設置されており、ロビーとしては大変使いやすくなっています。4階の大教室空間は、学校法人中央大学評議員会等の大規模会議にも利用されます。
高く聳える駿河台キャンパス
(4) 入学式
4月2日、2023年度の入学式が挙行されました。今年の入学式の特徴は、都心と多摩に分散して複数回実施していたことを改め、多摩キャンパスにおいて、全学部と全大学院研究科博士前期(修士)課程の入学式を一斉に行ったことです。これによって、主たる教場が多摩キャンパスではない、理工学部・研究科、国際情報学部・研究科、法学部・研究科、の新入生も一堂に会しての大入学式が実現しました。新たに開設された国際情報学研究科には20名の新入大学院生が入学し、無事スタートしました。
式典の様子は、次でご覧いただけます。ちなみに、閉式後引き続いて、白獅子会会員を含む応援団による新入生歓迎演舞がありました(33分10秒頃から)。
(5) 白獅子会
白獅子会は、32名の会員でスタートしましたが、その後2名を加え34名となりました。しかし、7名の会員が2022年度をもって中央大学を卒業したことから、白獅子会についても年度末3月31日をもって卒業となりました。よって2023年4月16日現在、会員は27 名ですが、現執行部を中心に新会員を募集しており、昨年度と同程度の規模をもって引き続き活動していくことを計画しています。
以上、中央大学の近況のうち、2022年度末~ 23年度はじめのイベントを中心に、いくつかをご紹介しました。引き続き、母校の動きにご注目いただければ幸いです。
【ご報告】中央大学応援団より寄付金のお礼状
東京白門ライオンズより、「応援団を応援しよう!」という名目で、今年から初めて中央大学応援団へ寄付金をお渡しいたしました。応援団団長の石渡樹来さんよりお礼状をいただきましたのでお知らせいたします。
【ご報告】中央大学学生奨励賞合同受賞受賞者からのお礼状
白門ライオンズクラブ結成以来、附属の高等学校、中学校の優秀な生徒へ奨励賞を授与しております。今回は久しぶりにライオンズメンバーもご招待いただき、卒業式・授与式にて直接お渡しすることができました。
併せて大学院の優秀な学生1名に、これも結成から今回18回目の学術奨励賞を授与、さらに法科大学院の将来が期待される学生1名にも第9回目の学術奨励賞を授与しました。
第18回東京白門ライオンズクラブ
学術奨励賞授賞
中央大学大学院文学研究科
社会学専攻2年
楊 関鴻さん
第9回東京白門ライオンズクラブ
法務研究科学術奨励賞授賞
中央大学大学院法務研究科
法務専攻
矢島 哲治さん
ほかに、中央大学高等学校…8名、中央大学杉並高等学校…7名、中央大学附属高等学校…4名、中央大学附属横浜高等学校…7名、中大学附属中学校…4名、中央大学附属横浜中学校…4名、以上、大学合わせて36名。当クラブ結成以来、優秀な生徒に奨励賞の授与を行っています。
【ご報告】中央大学附属高校の卒業式に参列
東京白門ライオンズクラブ奨励賞贈呈のため参列しておりました各附属の中学校・高等学校の卒業式でしたが、昨今は新型コロナウイルスの影響により叶いませんでした。久しぶりにご招待いただくことができました。参列したライオンズメンバーは下記の通りです。
- 中央大学高等学校(3月1日)
榎 秀郎(元会長・創立者)
及川陽子(理事・大学支援委員長) - 中央大学附属高等学校(3月1日)
河野信之(前会長)
大久保英彦(理事・副幹事長) - 中央大学附属横浜高等学校(3月1日)
岡田孝子(理事・大学支援委員長
星野紘紀(元会長) - 中央大学杉並高等学校(3月9日)
榎 秀郎(元会長・創立者)
大越武雄(理事・総務・広報委員長) - 中央大学附属中学校(3月11日)
河野信之(前会長)
大久保英彦(理事・副幹事長) - 中央大学附属横浜中学校(3月16日)
大越武雄(理事・総務・広報委員長)
程塚良雄(理事・元副会長)
中央大学附属高等学校卒業式。佐藤信行中央大学副学長も参列
中央大学杉並高等学校卒業式。榎元会長が生徒へ奨励賞を贈呈
【お知らせ】ラジオ番組に白獅子会メンバー出演!
4月9日(日)ニッポン放送にて、江口ともみさん司会でライオンズクラブ330- A地区のインタビュー収録が行われました(4月15日放送済み)。第一部は元ガバナーの伊賀氏と進藤氏で、第二部は我が白門ライオンズ学生部【白獅子会】メンバーの牛込幸大君(商学部4年)と大石優花さん(法学部4年)でした。
ボランティア活動の経験や興味について、江口ともみさんから質問が発せられ2人はハキハキと明快な返答。牛込君は廃棄予定の食材を母子家庭に配布する「セカンドハーベスト」というボランティア活動をしていたとのこと。なので学生支部結成のきっかけについても、「応援団部長の佐藤信行副学長からの勧めもあり、もともと奉仕活動に興味があったので入会させていただきました」とコメントされていました。
実際のボランティア活動の取り組みについては、大石優花さんが大久保英彦Lによる地道な献血活動への呼びかけに協力したり、中央大学の各試合の応援に駆け付ける際に併せて骨髄バンクへの協力をお願いするリーフレット配布などをして「とても有意義な活動でした」とコメントされていました。
その後、江口ともみさんから就活の質問などもあり、インタビューは成功裏に締めくくられました。
最後に総括いたしますと、この度の学生支部結成につきまして特筆すべきは学生支部結成の提言をされた前・ガバナーの中井正力氏と実現に向け、多大な尽力をされた佐藤副学長の功績だと思う次第であります。
【ご報告】東京都赤十字血液センターよりお礼状
2023年1月11日(水)・12 日(木)に行われました、中央大学多摩キャンパスでの献血活動につきまして、東京都赤十字血液センターよりお礼状が届きました。これまでの献血者数の累計は204名となりました。内訳は下記の通りです。
【ご報告】白門ライオンズメンバー議員、全員当選!!
2023年4月23日(日)に行われました、統一地方選挙につきまして東京白門ライオンズメンバーである各議員3名が全員当選されました。誠におめでとうございます! 各メンバーの当選コメントです。
港区議会議員
土屋 準L
厳しい戦いが予想されましたが、中山正暉終身名誉会長の「勝運」の色紙を飾って臨みました。
ポスターなどにも入れた「中央大学」の文字を見つけて投票に行ったという卒業生の方もいて、ありがたいことでした。
台東区議会議員
岡田 勇一郎L
台東区は上野・浅草という2 大観光地を有し、まさに日本に来る外国籍の方にとっては日本の顔とも言える場所です。しっかりと地域の活性化・経済の再興・住民サービスの向上に努め、区民の皆様の理想を台東区で叶えてまいります。
杉並区議会議員
倉本 みかL
この度の選挙で当選し、杉並区議会議員となりました。これまで先輩方より賜りました多大なるお力添えに感謝申し上げます。
これからも先輩方にご指導頂きながら、人のため、地域のため、そして母校・中央大学の発展のため、一生懸命頑張ります。