新会長就任に当たって

 2019年6月 会長 伊東 敏

 

 この度東京白門ライオンズクラブ第16期会長を拝命致しましたL伊東敏です。僭越ながら、会長就任にあたりまして皆様への挨拶と所信を申し述べさせていただきます。

 令和元年61日に開催された当クラブの15周年記念大会が、盛大かつ成功裡に終了しましたこと、大会の準備に多大なご尽力をされました関係各位の皆様に敬意を表します。当クラブが、これまで母校に対し累計2千万円の寄付をしてきた実績は、大会参加者に当クラブの特徴を印象付けたと思います。同時に新たな節目を迎えたことを内外にアピールするイベントであったものと感じております。

 平成314月に2019-2020年の地区ガバナー選出のための330-A地区の年次大会が開催され、出席いたしました。選出を逃した第2副地区ガバナー立候補者の青木秀茂L(弁護士))が330-A地区の正会員数が平成30年間の間に3分の1の約3,600人に激減したことを述べていたことが印象に残っております。同日行われました経理分科会で、渋谷ライオンズクラブ所属元ガバナーの中野了Lも同様の認識の下、各クラブの改革と辞めた人がなぜ辞めたのかを追求しなければならないと強調しておりました。ライオンズクラブが全体的に曲がり角に来ているかもしれません。

 私は、8年前に元会長の岡本Lの手引きで当クラブに入会致しました。3年前に廣澤元会長の下で幹事長として当クラブの運営に関わり、やっと当クラブの目的、役割、330-A地区、国際本部との関わり等を理解することが出来ました。

しかし、未だに国際本部等との関わりを中心として、何か馴染み切れない感覚を持っているのも事実です。会長として、これらの不安定要素を払拭できるかが試練かもしれません。

当クラブ入会以来会員増強に何ら貢献していない私に言う資格は全くないのですが、当

クラブもこのところ退会者が目立ち、クラブの活性化のために総点検をする時期に差し掛

かっているのではないかと感じております。個人的には以下の分野について課題認識を

持っております。

  1. 例会運営について、例会の費用は会費の枠内に収められているか、経費節減とクラブ出席率向上のための施策は?

  2. 国際本部等の負担金について、当クラブの財政圧迫要因となっている国際本部等の負担金の削減方法はあるのか?

  3. 会員増強について、退会メンバーの退会理由と当クラブへの失望・要望事項が分析できているのか、統一された会員増強計画が策定されているか?

  4. アクティビティについて、母校(付属高校、中学を含む)への支援を支柱としているが、その他の活動の是非を検討する必要性はないか?

  5. 年会費について、年会費のレベルは妥当なのか、年会費の負担が高いと感じている会員がどのくらいいるのか?

以上の課題認識に基づき、7月に当クラブ改革実行委員会を発足したいと思います。私と幹事長の石村博義Lとでメンバー45名を指名させていただきます。79月の期間で審議し、10月~11月の理事会に答申し、理事会で入念に審議した上で承認を得られた事項を実行に移すスケジュールを考えております。実行委員会の委員の指名を受けた方々はご協力のほどくれぐれもよろしくお願い致します。

 微力ながら、1年間当クラブの維持発展のため精励する所存ですので、会員各位のご支援、ご協力を切にお願いする次第です。