母校愛を生んだライオンズクラブ
2017年7月 会長 田口 彰記
この度東京白門ライオンズクラブ第14期会長を仰せつかりましたL田口彰紀です。
歴代の当クラブ会長と比べ若輩者ですが、どうぞよろしくお願い致します。
振り返ってみますと、ライオンズクラブとの縁も実に奇異なものでした。2005年の年明け早々だったか、中央大学の先輩である浅草大黒家天麩羅の丸山さんから「今晩時間ある? ちょっと駿河台の記念館に来られるかな?」と電話があり、仕事上も大変お世話になっている関係もあり、「はい、大丈夫です」と言って出かけたのが、東京白門ライオンズクラブの結成準備会でした。
帰りの喫茶店で丸山先輩(浅草ライオンズクラブ所属)から「LIONSとは、自由を守り、知性を重んじ、われわれの国の安全をはかる(Liberty, Intelligence, Our Nation`s Safety)をスローガンとし、われわれは奉仕する(We serve)をモットーとするのだ」との高尚なお話をお聞きし、「是非参加するように」とのご下命?を受けました。この手の組織への加入は生来性に合わず、どうしたものかと思案してはいましたが、巷でよく行われている献血とか地域の清掃活動とかの社会奉仕活動(それはそれで素晴らしい活動ではありますが)とは異なり、一点母校である「中央大学の発展に寄与する」ために結成するのだという非常に分かりやすい趣旨に何となく賛同し、ライオンズクラブの何たるかもよく分からないまま、あれよあれよと同年3月10日、新宿京王プラザホテルで開かれた結成会に参加することになりました。
いざ参加したものの、別段中央大学への母校愛などほとんど持ち合わせておらず、一体こんな自分がこのクラブにいていいのだろうかと自問自答する日々でした。仕事も忙しく、なかなか例会に出席できず、また出席できても一人として知り合いもおらず、単に食事をして帰るという始末でした。従って出席率も決していいとは言えず、中途半端な会員でした。しかしながら、せっかく縁があって参加することになったからには、なるべく出席し、会話にも加わって少しでも会に馴染むよう努力するようにしました。また、テーマーやテールツイスターの代役なども務めることで、会の運営に参加することもありました。そうしたこともあって、徐々にメンバーとも親しくなり、例会に出席することが楽しくなってきました。
何より自分の中で変わったのが、中央大学への思いです。だんだん中央大学が好きになってきたのです。母校愛が生まれたというのでしょうか。それからというもの、仕事も調整し可能な限り出席するとともに、役職も受けるようにしました。
そして現在。どれだけライオンズクラブのことが分かったか今もって自信がなく、ましてや会長職など分不相応ではありますが、チャーターメンバーでもあり、これも巡り合せと思いお受けすることとにしました。会員の皆様の中には、入会したものの馴染めない思いをしている方もいると思いますが、何よりも同じ中央大学の出身という共通項があるのですから、どうぞ毎回例会に出席し、周りの方との会話に努め、できる限り会の運営にも携るようにして下さい。
私もメンバーの親睦と融和と結束のもと、中央大学の発展のために頑張りたいと思います。
会員全員の力で楽しく有意義なライオンズライフを過ごせるよう、皆様のご協力をお願い致します。