例会だより2017年5月 pdfはこちら

2017年5月2日(火) 第一例会 於 銀座東武ホテル 芙蓉

 今回は、まず冒頭に、廣澤会長から、岩手県の盛岡ライオンズクラブの活動と学校給食についてお話いただきました。
 岩手県のある地方の山村部では、冷害等の影響で皆貧しく、小中学校の生徒の多くがお弁当を持参できず、持ってきてもご飯にお味噌汁をかけただけのお弁当だったそうです。
 こうした現状を知った盛岡ライオンズクラブのメンバーは、問題となっている学校に給食の設備を贈り、さらに、その現状を都会の人たちに知ってもらうために子どもたちが現地で摘んだスズランを東京のライオンズクラブに贈り、例会で販売して給食費に充てるという活動をしたようです。すると、この活動が新聞やテレビで取り上げられて大きな波紋を広げ、結果、パンとミルクが全額国庫負担となったということでした。草の根の奉仕活動が国を動かした、という非常に深い意味のあるお話でした。
 また、今回は、5月がお誕生月の廣澤Lのお誕生日会が行われました。
 大学・学員会情報としては、ゴルフ大会で河野Lが優勝したことをご紹介いただき、河野Lから優勝者の弁をいただきました。また、エージシュートを達成された準優勝の廣澤会長からも、ゴルフ上達の極意をお話しいただきました。次回以降もみなさまが健闘されることをお祈りしております。
 最後に、理事会報告として、来期の組織編制が発表されました。来期のクラブ活動も非常に楽しみです。(出席者25名)
【L増尾 知恵・記】

2017年5月17日(水) 第二例会 於 銀座東武ホテル 芙蓉

 田口第一副会長による、帯状疱疹治療中の由、そして眞子様のご婚約お目出度報告で開会のゴングとなりました。本日は3名の例会見学の方がお見えになり、会を盛り上げてくれました。
 三浦康秀様(中央大学内部監査室副部長)、村田浩一様(田口彰紀Lの会社の顧問弁護士)、田中康博様(福島麻理Lご友人)のお三方です。是非入会をお待ちしています。
 廣澤会長の挨拶では、80年の人生で心に残った言葉を披露されました。就職の際、保証人になって頂いた三菱海運石井専務に、社会に出るにあたって教えて頂いた「将来、人の上に立ち、人を評価する立場になった時、人を正しく評価するためには、時間をかけて多くの角度から見る事を心掛けなさい」という言葉を、現在でも心に刻んでいますとの事です。
 次いで中西美子Lと廣澤洋二Lに第63回年次大会ガバナーズ・アワード敬寿賞が晴れて授与されました。
 お誕生会は百足健一L、伊藤尚Lのお2人でした。
 御来賓のご講話は、伊藤茂昭東京弁護士会前会長による心の温まる良いお話でした。ご紹介に当たった三浦康秀様によりますと、伊藤先生は学生時代から一貫して生きる目的・志が大変明確な方で、最も心に残り尊敬する先生との事です。
 ご講話の要旨をまとめます。ご出身は新潟県高田。医者になるべく新潟大学医学部に入るも、学生運動に傾倒。社会主義学生戦線執行委員長、医学連大会に参加、東大安田講堂に集結。大いに活躍されるも、結果的には父君の配慮で新潟大学を自主退学。その後、中央大学法学部に入学、弁護士の道に進まれました。結果的にはご自分は医者よりも弁護士が向いていたと考えています。
 社会貢献の一環で日弁連事務次長として2年間奉職。司法改革に携わり、弁護士不足を解消する為の制度改革、増員の方向性は間違っていないと思います。又、裁判員制度にも取り組みました。国家は司法、行政、立法のバランスの上に立っています。三権分立の中で守られてきた最高裁判事の任命に関して、内閣は介入しない不文律がありましたが、今年3月、内閣は日弁連推薦では無い人を選びました。チェックアンドバランスの観点から遵守するべき事と考えられるが、自民党からも異論が出ず、一強時代の弊害そのものであります。又、憲法の発議権は国会にあり、総理大臣にはない。日本の形が破られつつあるように思われます。
 「私共は戦後70年、戦争の全く無い国、豊かな国の中で生きてきました。戦前の日本は今の北朝鮮と全く変わりの無い国でした。昭和12年、日中戦争の時は12名の若き弁護士が出征し、4名が戦死し、裁判では弁護士迄逮捕される暗黒の時代でした。太平洋戦争では戦闘による戦死者数230万余になりました。そんな時代には、決してしてはいけません。多様性を認めて、初めて民主主義国家と呼べるのであり、それが弁護士の仕事です。
 私の出生地、上越は上杉謙信、直江兼続!! そうです、愛と義です。今の政治家は、愛と義の考えを持って欲しいと思います。私は趣味が宝塚歌劇で、東京弁護士会宝塚歌劇愛好会会長をしています。宝塚歌劇を見たい方は是非お声をかけて下さい」。
 ……そんな伊藤先生の講話の後、何かとても温かい雰囲気のなかで、境前会長のウィ・サーブで宴が始まりました。鈴木誠Lの大学・学員会報告は、榎秀郎大学理事から新しい大学の理事について報告がありました。大村理事長のもと、常任理事は全て教授、職員、学外理事(3号理事)は南甲2名、法曹3名、体育1名、国会1名(パラリンピックの大日方さん)、学員会1名だそうです。伊東幹事長の理事会報告は、何時もながら簡潔明瞭!!
 榎秀郎Lツイルテースターは久保博Lと福島麻理Lの応援を得て、軽妙洒脱な楽しい時間を演出されました。福島Lは初テールでしたが、新鮮でとても良かったです。
 大越Lから出席率、松田会計からファインドネーションの発表、校歌斉唱と続き、久しぶりに艶やかな着物姿の中西美子第一副会長の閉会のゴングで散会となりました。
【L境 捷彦・記】

2017年5月21日(日) 中央大学校歌を唄う会 於 鈴木誠元会長宅

 春爛漫の5月、快晴、微風の一日、第21回中央大学校歌を唄う会が鈴木誠元会長宅にて開催されました。2階のお部屋とテラスに分かれ、メンバー、ビジター40余名参集。中山正暉終身名誉会長ご夫妻、福原紀彦名誉会長ご夫妻、榎秀郎元会長ご夫妻はじめ、歴代会長、廣澤洋二会長、伊東敏幹事長、田口彰紀L、中西美子両副会長、又入会希望の大谷郁夫・博子ご夫妻、水津元会長ご友人の伊勢様と、多士済々の紳士淑女の皆様が集い、歌声を競いました。
 中山先生のご発声でウィ・サーブ。美味な料理とワインで会食の後、カラオケルームに移り、中山先生の油絵作品「マルタ島の馬車」が披露されました。
 そして恒例の西村協さんのジャズ、平岩佐和子さんのソプラノと素晴らしい歌声に浸った時間を過ごし、いよいよ小山浩伸Lのリードで校歌を声高らかに斉唱。カラオケタイムは中山先生が先頭バッターで歌われ、あとの参加者が得意の喉を披露しました。締めは初参加の岡田孝子Lによる気合いの入った指揮で、再度校歌を斉唱。13時開始の唄う会は、19時近くに散会となりました。
 毎回お手伝いの中村和弘さん、真嶋修慈・好佳ご夫妻、入月マキさん、橘えみさん、さくらさん有難うございます。紙面をお借りして御礼いたします。
【L境 捷彦・記】