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2019年10月9日(水)
第一例会報告 於 銀座東武ホテル(芙蓉)

2019年10月第一例会報告

 2019年10月9日(水)銀座東武ホテルにて、10月第1例会が行われました。伊藤会長は9月30日のガバナー公式訪問例会の前にクラブ幹事長会議にご出席。総勢30名位の出席者の中で伊賀ガバナーから話があり、国際本部はスペシャリティークラブ(我々のようなクラブ)を推奨しており、5大学クラブ(スペシャルティークラブ)会員増強について、本部の増強委員会から、7月から1名減少したので募集するようにとメールがあったとのこと。今のライオンズクラブは増強が大事であり、そのためには、様々なゲストスピーカーを呼んで楽しい会にしたいそうです。

 小平L推薦で中野区副区長の白土純さんがビジターで訪問。彼は昭和60年法学部法律学科卒業で、渥美東洋先生に習い、そのなかでも議論好きなのだそうです。今日の中野区は整備が進んでおり、サンプラザが再開発、180メートルのビルが立つ予定で、2028年頃にバリアフリーにし、区役所の跡をどうするか検討されているようです。また、2万人もの外国の方がおり、ネパール人やベトナム人に対する政策が必要とのことです。

 今回は木島庄市Lが訪問。中央大学が紹介のボウリングの仕事をなさっており、城東LCでは 40年間欠席したことがないそうです。当クラブの例会日と同じなので、なかなか参加できないとのこと。白門ライオンズクラブが今回100 ドル献金を蹴ったのはいいことであり、クラブが中心になり考え行動することが重要。上から言われても動かないのが大事なのだそうです。今、木島Lは運営改革室室長をなさっており、大学のクラブは大学を中心に考えるべきであると思われています。また、法人化については、90%の人が賛成しているそうです。法人化すると事務局の費用が安くなるとのこと。リジョンゾーンの再編成を考えておられ、35ゾーンを17リジョン40ゾーンにしたいそうです。50名以上のクラブは7クラブで、9名以下のクラブは47〜48クラブあるそうです。東京にいるライオンズのメンバーは6,000人おり、その内3,800人が活動し、その中での指導者が足りないので、増やすようにしたいそうです。11万人のライオンズメンバーが日本にいるそうです。84歳には見えないくらい若い方です。

 大久保Lの話。白血病患者1万人の内、治る方は2,000人。18〜54歳までドナー登録が出来、30代男性が一番多いそうです。患者は放射線の治療を受けながらドナー適合者を待っています。ところが、いざ移植の段階になると10日前後かかり、都合がつかない人が多い為、ドナー休暇制度が必要であり、大久保Lがその手伝いをしておられます。多くの登録者と、体験談を語る人が必要とのこと。

 池谷有紗さんの話。池谷さんは大学在学中の2013年のある日、体調の異常を感じます。最初の病院では何でもないといわれたが、皮膚に湿疹ができたため診療を受けたところ次の病院で白血病ではないかといわれ、紹介された総合病院の検査で急性リンパ性白血病と分かりました。池谷さんはすぐに骨髄移植を希望。幸いだったのは、4カ月して骨髄バンクに登録した人の中から適合する骨髄を持つドナーが見つかり、移植を受けることができたことです。

 就活を始めようとした時期の突然の難病宣告。池谷さんの頭の中は不安で真っ白になりました。だが、苦しい入院生活を乗り切り、ドナーに感謝の手紙を書きました。直接のやり取りはできないため、バンクを通じての手紙でした。それに対し、熊本在住の若い男性のドナーから、私が聞いていても涙が流れるような、素晴らしい返事がきました。それは、相手が明るく前を向いて日々を送っていることを感じさせ、生きる希望を与えてくれたそうです。

 毎日が貴重なプレゼント     ゲストスピーカー 池谷有紗さん

2019年10月第一例会報告

 病気が発覚したのは、6年前で大学3年生、21歳のときでした。体調が良くない日が続き、病院で検査をした結果、「急性リンパ性白血病」と診断され、すぐに治療を始めないと危険な状態と言われました。どうして私がそんなに大変な病気になるのかと大きなショックを受け、涙が溢れ出てきました。

 1月末に入院し、急いで骨髄移植を行う必要があり、2月に骨髄バンクに患者登録を行い、ドナーさんを探すことになりました。幸い提供してくださるドナーさんが見つかり、5月にドナーさんが骨髄提供に同意されたという連絡があり、「これで死なずに済む、生きられるんだ」と感謝の気持ちでいっぱいでした。7月に骨髄移植を受け、その後6年が経過し、こうして元気に生活しています。

 移植の前には前処置という、大量の抗がん剤投与と放射線の照射により、悪い造血幹細胞をすべて死滅させるという、つらい治療がありました。髪の毛がごっそり抜け、移植の3日前には腹部の激痛で、ベッドの上で痛みと闘っていました。しかし、移植の当日、不思議とその痛みが無くなりました。骨髄液の移植は腕から、点滴で行いました。

 移植後は、薬の副作用で糖尿病に罹り、インスリンを注射するなど、しばらく治療が続きました。現在は改善されて治療は行っていません。

 私にとって骨髄移植とは、死にかけて天に浮かんでいく自分の手を、顔も名前も知らないドナーさんが手を取って両親や友人のいる世界に引き戻してくれたような出来事でした。ドナーさんから、もう一度生きるチャンスを与えてもらったのだから、毎日が貴重なプレゼントだと思わなきゃいけないと考えています。病気が自分から奪っていったものに葛藤したり、未だそんな気持ちを覚えるときも正直ありますが、それでも前を向き、一日一日を大切に生きようと思っています。

 ドナーさんは、3泊4日の入院で全身麻酔を行い、腰の骨の内部にあるスポンジ状の組織から太い注射針のついた注射器で骨髄液を吸い出します。検査や採取のための入院で10日ほど病院に行く必要があり、ご自分の休みを使い、採取後の痛みに耐えるなど、私のために協力していただき、いつも感謝の気持ちが絶えません。

 ドナーさんに直接、感謝の言葉を伝えられませんが、移植後1年間に2回、手紙の交換ができます。お礼の手紙を送ったところ、返事をいただき、次のように綴られていました。

 「生きていてくれてありがとう。あなたが生きていることを思い、私も生きていきます。」

 この手紙は私の一生の宝物です。

 大学・学員会情報は、駅伝予選会の話。大越Lが「4位から8位の範囲に入る。野球は國學院に勝つと優勝が決まりそうなので、その際には祝賀会をしましょう!」と話されました。
 ホームカミングでーは3,000 名の参加者がいました。44年卒700名の参加。ビルの中なので、仲間と巡り合えない。どこに誰がいるか分からない。けれど場所はよかったそうです。前日の文京区のシビックセンターの出席者を含めると5,000 名弱ではないでしょうか。

 白門ライオンズに寄付の依頼が来ていない為、今まで10万円寄付していましたが今回はしていません。この日もにぎやかな例会になりました。

【L増渕 秀一・記】

2019年10月18日(金)〜19日(土)
五大学親睦旅行例会 於 宮ノ下 武蔵野別館

五大学親睦旅行例会

 合同旅行に先立ち行われた親睦ゴルフ大会は、箱根仙石原・仙石ゴルフゴルフコースにて小雨降る中をスタートしました。白門LCは伊東敏会長、星野紘紀L、廣澤洋二L、根岸清一会計、茂岡幹弥L、L境捷彦の6名で参加。台風20号の余波でバンカーは使用不可で、コースにかなり泥土が流入していました。連日、人海戦術で排除したそうで、フェアウェーは良い状態でした。

 昼食後のハーフ、雨はほとんど降らず、ただしラフに入れると水を含み苦労しました。

 優勝は新ぺリアで桜門LC田中則雄会長、ベストグロスでした。廣澤L、星野L、根岸L、L境の4名は熱海に前泊、前夜祭で楽しい時間を過ごすも、翌朝は38号線が寸断されて通れず、厚木に戻り御殿場ICから仙石GCへ、おまけにナビに箱根湖畔CCを入れていたものでコース到着はスタート12分前、朝食抜きでプレーとなった廣澤Lは空腹大たたきしました。

 合同旅行は箱根宮ノ下・武蔵野別館にて開催、白門LCは11名参加。ゴルフ組6名、田口彰紀L、岡田孝子L、大越武雄L、河野信之L、石村博義L、5大学で計37名参加。

 18時から第一部がSPLC岩田護Lの司会で始まり、恒例のクラブ会長挨拶の後、SPLC会長代理藤原修三Lの閉会宣言で幕を閉じました。第2部はSPLC永田裕哉L司会、SPLC秋山巌L開会の挨拶4R3ZゾーンチェアパーソンSPLC大友敏夫郎Lウィ・サーブで始まりました。

 武蔵野別館の山海の料理と箱根芸者のお姉さま方のお酌、踊りで大いに盛り上がるなか、ゴルフ大会の表彰式を行い、山浦元国際理事提供のディズニーリゾートペアチケットの優勝副賞も田中則雄Lがゲットしました。

 五大学校歌斉唱はいつ聞いても素晴らしいですが、岡田孝子L指揮の中央大学校歌は一段と素晴らしかったです。台風20号の余波があるなか、SPLCとしても開催か否か判断が大変だったと思いますが、参加者も無事に到着し、大変良い合同例会でした。

 ただ、各クラブとも旅行例会常連ライオンの参加者少なく、寂しい感じがしました。

【L境 捷彦・記】