例会だより9月 pdfはこちら

2016年9月7日 第一例会 於銀座東武ホテル

 久しぶりのホーム例会、田口第一副会長の開会のゴングで始まりました。ゴングに先立ち、屋久島訪問報告。台風直撃の後、白谷雲水狭を観光した際、ハイキング感覚でスカート、サンダル、ズック靴姿の中国人観光客が多く散見されましたが、若干モラルの欠如を感じました。「インバウンド!政府は訪日客を20年に4000万人にする新目標を立てました」。9月のお誕生日祝いは、芳紀〇〇歳!宮寺陽子Lで可愛いウオーでした。

 来賓は奥田保様(宮寺L、大越L推薦)、福田麻里様(廣澤L推薦)お2人の入会希望の方でした。廣澤会長の挨拶では、「今日は白露で秋の訪れを感じます。先ず東都大学野球、東洋大学対中央大学の観戦記です。初回2点先行するも8対3で逆転負け。次戦も負け連敗。中大は5人の投手を投入、東洋大は完投試合。巧者の東洋大に全く歯が立ちませんでした。但し応援合戦は優勝!!15名のチアガール、40名のブラスバンド、応援団と見事な編成で“素晴らしい!!”の一言につきました」とお話がありました。次に石破地方創生大臣についてのお話があり、「少子高齢化の中消費は増えようもない。年収300万円以下の人口が3500万人の時代。消費が増えるわけがない。所得が少し上がっても、将来の年金不安の為貯蓄に回し、消費は伸びない。従って景気は中々回復軌道に乗らない」とのこと。そこで思い出したのが、廣澤会長が三十数年前に読売新聞社記者だったころのお話。60年後に中東石油が枯渇するとのことで、「アメリカは自国の油はあまり掘らず中東原油に依存、油が減少すれば需要と供給で油は高騰、軍部、病院などに優先的に向かう。しかし将来の話として電気自動車、燃費効率の良い車(正にハイブリッド車)、飛行機の省エネ化等を予見していたそうです。日本も人口減に歯止めがかかりません。現在日本の出生率は1組の夫婦が1.28人の子供を産む状況です。計算上は30年後36%減少、更に60年後は人口6000万人、200年後は18万人という数字のパラドックスになります。国、地方字自体が知恵を出し幼稚園、保育園等、無償化諸々の政策を考え、豊かな国を目指し頑張っています。一説によると、6500万人が日本にとって豊かさを実感するベストの人口という話もありますが、移民の力が無いと成り立ちません。欧米がマイナーな仕事を移民の方々に頼っている状況を見れば判ると思います。日本人が周知を集め、幸せな世界がやってくることを願いたいです」とお話されました。廣澤会長の挨拶は焦点を絞り、考えさせられるテーマなので毎回楽しみですね。次にキャビネットからの委嘱状授与、年次大会委員会副委員長の榎秀郎L、ULCF委員会委員の増渕秀一L、お2人ともご苦労様です。

 鈴木誠Lからの大学・学員会報告では、今回は司法試験の合格発表について報道機関により随分違うというお話。読売新聞は中大4位(合格者数136名)、朝日新聞は同7位(合格率29.44%)という表現です。合格者数ベスト5は20年来変わりません。読売は法科大学院ショックとうたっていますが、法科大学院制度そのものが大変問題です。そもそも欧米の訴訟社会を見本にした前提が誤りで、日本の一民族社会では訴訟社会にはならない、従って毎年3000人もの弁護士を量産しても仕事がありません。今若い弁護士は就職難で、年収300万円の人が沢山いる状態です。今年は1500人に政府方針を修正。バスに乗り遅れるなということで量産された法科大学院も自然淘汰の時期に来ています。一方、困窮者のための予備試験制度に優秀な人材が流れ、本来の趣旨と変わってきています。何れにしても、長期低落傾向である我が中大の都心回帰が待たれるところです。

 何と今日は真法会で机を並べて切磋琢磨した同級生の50年ぶりの再会がありました。鈴木誠Lと入会予定の奥田保様です。真法会(16期)の答案練習会でお互いに優秀な成績を収め、ともに優秀賞をもらい、昭和36年に一緒に司法試験に合格したそうです。真法会は毎週日曜日にテストがあり、東大、慶大、早大など他校の優秀な学生も集まり、受験新報に試験結果が発表されると、自分のレベルが判るそうです。お2人はがっちりと固い握手されていました。

 そして幹事長・伊東敏Lの簡潔明瞭な理事会報告がされました。テールツイスター榎Lの登場。副担当不在の為、水津元会長が応援。水津元会長は第9代テールツイスターで、毎回ユーモアとウィットに富んだ進行で例会を盛り上げられました。弁護士先生にしておくのは勿体ないほどの名エンターテナーです。大役者お2人の掛け合いで、大変楽しいテールの時間でした。松田啓Lドネーション発表で司法試験の補足説明があり、金額も大台に乗りました。閉会のゴングは水津元会長で、「大変充実した例会でした」とのお言葉でした。

【L境 捷彦・記】

→活動アルバムで他の写真も御覧いただけます

2016年9月13日(火)9月第二例会(第4リジョンガバナー公式訪問・合同例会) 於 ホテルイースト21東京(永代)

201609_ガバナー

 9月第二例会は、第4リジョンに所属するクラブによる「ガバナー公式訪問合同例会・懇親会」として開催されました。
 当日は総勢約150名のメンバーが参加し、式次第に則り滞りなく行われました。 なお、例会に先立って各クラブの役員の方々が集合して、2時間近く活発な議論を交わされたようです。役員の皆さま、長時間にわたり大変お疲れさまでした。
 例会の冒頭、村木秀之地区ガバナーの紹介映像が上映されました。映像には女優の真矢ミキさん・河北麻友子さん・菊川怜さんも出演され、薬物乱用防止運動の大切さと100周年記念事業として行われる薬物乱用防止パレードへの参加が呼びかけられました。
 また、村木ガバナーからの挨拶では、次の3点が今期の目標として述べられました。
 ①相互理解(メンバー、ゾーン、キャビネット間等)を深めること。
 ②クラブアクティビティを全面的応援すること。
 ③今後の330-A地区を支える人材を育てること。
 また、ボブ・コーリュー国際会長の「次なる山を目指して」という言葉が引用され、100周年を目指して盛り上げていきましょうと力強い呼びかけがなされました。
 その後、記念品の贈呈・新入会員の紹介がなされ、我が白門LCの石黒敏子Lが壇上に上がりました。石黒Lは、村木ガバナーからバッジ(今年はJamesという愛称のホワイトベアがあしらわれた可愛らしいバッジでした!)を付けていただき、感激の面持ちでした。
 その他、キャビネット委員会からの報告があり、我が白門LCの廣澤会長による頼もしい閉会の挨拶をもって、例会は締めくくられました。  19時からの懇親会は、終始和やかな雰囲気で執り行われ、最後は全員輪になり手を繋ぎ、「また逢う日まで」を唄って閉会となりました。
出席者は 15名(出席率80%)でした。
【L増尾 知恵・記】